株式会社ジェーシービー(JCB)のクレジットカードに関する総合調査2014年度の調査結果を発表ニュースと消費者クレカ利用傾向を探っていく。
JCBクレジットカード総合調査
株式会社ジェーシービー(本社:東京都港区)によると全国一般消費者を対象にクレジットカードの保有や利用の実態について調査をした「クレジットカード総合調査」2014年度の結果を発表したというニュースをprtimesより入手した。この調査はJCBが2,000年以降毎年に日本全国の一般消費者3,500人に対しインターネットより調査したものだという。(年代は20代から60代男女でJCBカード保有の有無は不問)
2014年度クレジットカード調査結果まとめ
クレジットカードは何枚持っている?調査データによると、以下の様な結果が興味深いものとなった。
- クレジットカード3枚持ち 23.1%
- クレジットカード2枚持ち 22.0%
- クレジットカード1枚持ち 21.1%
一番使うクレジットカードを持つ理由は?
ポイントやマイルが貯めやすいクレジットカード 53.9%と1位へのランク。
2枚目のカードでもやはりポイントを貯めやすいというお得な方法として同様の理由が挙げられ33.3%を占めるという結果に。
クレジットカードを利用する2位の理由は?
他社よりもクレジットカード年間費用や安いということや、年間費が無料という点で以下の様な結果となった。
- 1番多く使用するクレジットカード 53.2%
- 2番目に多く使用するクレジットカード 44.0%
生活費とクレジットカードの関係
生活費に占めるクレジットカード利用の割合はなんと30%を超えるというもので2014年度は世帯あたり月の平均生活費は18.7万円となり、2013年度と比べると1,000円減ったものの、月平均としてクレジットカード利用金額を見ると前年度と比較し4,000円も増加の5.9万円というもの。
どうぜ毎月支払う金額が大よそわかっているならば、その支払い金額分をマイルやポイントに還元した方が賢い選択だろうという考えのユーザーが増加しているのかもしれない。
(次ページへ続く:賢く使うコツがある?クレジットカードをどのようなところで利用するの?しているの?)
クレジットカードをどこで利用?買い物?
そしてクレジットカードはどのような場所、目的で多く利用されているのかという点で、以下のような結果となった。
- オンラインショッピング
- 携帯電話料金
- スーパーマーケット
- プロバイダー料金
- 電気料金
- ガソリンスタンド
例え地方で遠方でも、体調が悪くても、出かける時間がなくてもインターネットでショッピングをすれば、必要な買い物ができること、また高齢社会の日本としては高齢者などにも便利なオンラインショッピングは、自宅の玄関まで届けてくれるという点で、重いお米や家具、必要な雑貨などありがたいシステムとも言えるだろう。
面倒な支払いをクレジットカードで
また上位6位にはランクインしなかったが最近どこの地域でも見られるようになったコンビニエンスストアでのクレジットカード利用が増加傾向にあるようで、小銭を細々出す時間を費やすよりも、迅速に用を済ませたい忙しい現代人の生活スタイルが浸透してきているようにも感じるのが、加えて気になる電子マネー。
電子マネー使用率
電子マネーとは、電車やバス利用者なら誰もが知っている磁気のついたカード。例えばPasmoやSuica、そしてスーパー見かけるのはナナコなど色々なタイプのものが出回ってきてる。
では電子マネー利用について2011年から右肩上がりで増加傾向にあり、地域は首都圏を筆頭に利用者が拡大してきている結果に。
- 2011年度 66.7%
- 2012年度 70.4%
- 2013年度 72.3%
- 2014年度 79.3%(なんと、80%程度にまで成長!)
電子マネー利用場所トップ3
- 鉄道・地下鉄・バス 46.3%
- コンビニエンスストア 42.1%
- スーパーマーケット 28.3%
- 自動販売機 23.1%
最後に
こう見ると、バスや電車でお釣りで困ったり、財布の中身をああでもないこうでもないと時間を掛けて小銭を取り出す時間やその様子を後ろで待つイライラから解消する手段としても、迅速でスムーズな支払いを求める消費者が多くなってきたこと、利便性が高まってきたことへの理解力が高まってきたからこその結果かもしれない。
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