米EV車テスラのイーロン・マスクはバッテリーデーにて、260万円台のEV車3年以内に製造することを目指していることを発表。しかしこのバッテリーデー、評価も色々だったのだ。
260万円台のEV社を製造
バッテリー技術の向上と需要とがまだまだ追いつかないテスラ。しかし手頃な価格のEV車提供をしたい、それがイーロン・マスクやテスラ社の夢。これらを実現するには、3年ほど掛かると宣言。
今はステータスとして世界から、ベンツやBMWを抜いて需要がNo.1というテスラ。260万円台の価格でEV車が買えるとなると、ネームバリューもトヨタ並になるのか期待したい。
気になる260万円台の他社の車で比較すると
- ベンツAクラス
- プジョー1007など
- ローバー100シリーズ
- ホンダCR-Z
- マツダCX-3
- TOYOTAフィールダーハイブリッドなど
注目すべきは新しい電池
バッテリーデーだけに、この情報を誰もが待ち遠しく思っていた情報で、新電池実用化に時間が要するものの、以下の技術力ができるという。
- 今の電池に比べてエネルギー量は5倍
- パワーは6倍
- 走行距離は16%ほど増加
将来的に2000万台製造目指す
今回の発表会はそこまで具体的なお披露目があるのかと期待をしていただけに、これから頑張ります!という雰囲気のまま締めくくったものだったが、将来的に年間最大2000万台のEV車製造を目指していることを明かした。
学生の発表会か
元アップルのCEO(故)スティーブ・ジョブスは、毎回の製品発表でものすごい脚光を浴びるほどの影響力があったがしかし、先日9月23日のバッテリーデーでのテスラCEOイーロン・マスクのスピーチでは、「んー、」「えー・・・」というように、そこまでの勢いは感じられなかったため、学生の発表会か?!と批判的な評価もあった。
コロナ対策スピーチと株価
モデル3に乗車したまま、株主たちを目の前にバッテリー技術等を語ったイーロン・マスク。コロナ感染対策バッチリでいて、モデル3がこれだけ並べられると美しくも感じるshowのような雰囲気だった。
しかもYoutubeのライブでバッテリーデーの状況を見せつけたある種のパフォーマンスにも注目されたが、みんなが期待していたほどの内容ではなかったため、株価はスカイロケットで急上昇するかと思いきや、徐々に下降傾向に。
Model S Plaid
バッテリーの話の他に気になったのは、このModel S ”Plaid” 。
Model Sの備える最大出力モードとして、Ludicrousモードをはるかに超えるパフォーマンスを誇るスポーツバージョン登場。
テスラ曰く出力1100hp、0~60mph加速は2秒未満(0~100km/h加速は2.1秒未満)、高級スポーツカー、フェラーリなどのスペックを備える魅力度。
In-car footage from Sunday’s Plaid Model S run at Laguna Seca pic.twitter.com/rwQDBFCWoH— Tesla (@Tesla) September 23, 2020
結果を出すイーロン・マスク
生産台数はホンダやトヨタに敵わないものの、テスラファンは増え続けるという将来性の高い会社。
スピーチはあまりだっったかもしれないが、これからの将来計画もこうして発表してくれる上、まだできていないものはできていないと公表する度胸も素晴らしい。バッテリー技術力が上がり、性能も高まる上に車の値段も手頃になることで、購入者も増加し次第に世界の車の排気量も減少していく。
スペースXも手掛ける異端児イーロン・マスクだからこそ、結果を出してくれると期待が高まるが、まだバッテリーデーのがっかり度をまだ投資家が引きずっているのか株価は少しずつリカバリーしつつあるかという状態。